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第22回 兵庫県立大学 工大祭 (2025) によせて
今年もまた祝祭の季節がやってきました。世界が不確実性を増すなか、AI/ICTの飛躍的発展が教育・研究のあり方を根底から変え、他方、世界各地で多くの若者が平和や豊かさとは無縁の生活を送ることを余儀なくされている現代社会にあって、心が高揚し笑顔がはじける大学祭を開催できることへの感謝と、他者への思いやりを忘れないでください。
学生たちの自由な表現の場である大学祭は、キャンパスライフの華です。教室のなかで見るいつもの顔とは異なった晴れやかな顔を、友だちのなかに見いだすことになるでしょう。実行委員会のみなさんの熱意とチームワークが実を結ぶときでもあります。ご苦労様、ありがとうございました。
学生のみなさんはひとりひとりが本学の代表であり広報員です。学園祭を訪れた地域のみなさまや本学学生の関係者、他大学の学生たちとの交流は、視野を広げ、新たな気づきや連帯を生み出すでしょう。来場者のみなさまにとってこの一日が素晴らしい思い出となりますよう、温かいおもてなしの心でお迎えしてください。
「~工大祭、問題ない、後悔ない、この存在~」をメインテーマとする本大学祭が、わくわくするような新しい出会いの場になることを、参加した学生たちに大きな達成感と新たな自信が生まれ、事故もなく盛会のうちに終わることを祈っています。
最後になりましたが、この大学祭を支えてくださったすべての方々、とくにご協力いただいた地域のみなさまに、心より感謝申し上げます。
どうぞ、学園祭を存分に楽しんでください。
高坂 誠(Makoto KOSAKA)
兵庫県立大学学長

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